危険なじんましん 早急に病院へ
じんましんは、かゆくて不快ですが、多くは数時間で消えてしまいます。
慢性じんましんや、急性だったものが慢性に移行したりする場合もあります。
原因のわかるものについては、生活の中で可能な限り原因を除去したり、
また必要に応じては投薬治療することによって治療、予防をします。
安心のためには皮膚科専門医の受診がおすすめです。
●緊急な場合:アナフィラキシー(ショック状態)
じんましんの中には、緊急な受診を要するものもあります。
皮膚は身体の鏡、といいますが、
皮膚のじんましんが体内にも出ていることもあります。
その場所や程度によっては命に危険があります。
気管の入り口にある粘膜にじんましんが出て腫れてしまう状態を「喉頭浮腫」と言います。
急激に腫れると窒息の危険さえあります。
気管支の粘膜がじんましんで腫れた場合は、
喘息の症状が出て呼吸困難の危険もあります。
腸の粘膜に出た場合は、腹部の不調(下痢、嘔吐、腹痛)がおこります。
内蔵の粘膜のじんましんの状態が強く急激な場合には、
血液が血管外に漏れでてしまい、
そのことによりショック状態(アナフィラキシー)を引き起こします。
アナフィラキシーでは、じんましんや皮膚が赤くなる状態(紅潮)の他、
血圧低下、めまい、意識障害を伴うこともあり
医療機関による一刻も早い対処が必要です。
原因はハチ毒、食物、薬物、天然ゴム製品
(ラテックスというタンパク質が残留している場合)などですが、
ハチ毒では刺されてから数分~15分、
食物では食後1時間以内のことが多いです。
また一旦治まった症状が数時間後に再発する場合もありますので、初期での受診が必要です。

